古くから日本の暮らしを支えてきた井戸。最近では水道の普及によって、千葉の都市部ではほとんど見かけなくなりました。しかし、ここ最近の古民家ブームで日本家屋の伝統設備が見直されるようになり、古民家リフォームの際に井戸調査を行って井戸を取り入れる家も増えています。

また、ここ数年毎年のように日本各地で地震や台風、集中豪雨などの自然災害に見舞われるようになりました。災害によって一番困ることは水道・ガス・電気のライフラインが止まってしまうことです。しかし、井戸があれば電気が来なくても手押しのポンプで水を汲み上げて使用できるので、近年千葉でも井戸の普及が注目を浴びるようになりました。

こちらでは、千葉で長年井戸掘りや設置をしているホクソウ地水が、井戸設置における水質・地質などの井戸調査の必要性について紹介します。

地質・水質調査の必要性とは

地質・水質調査の必要性とは

井戸水と言えば、冷たくて美味しいイメージがあります。しかし、すべての井戸からきれいな水が出るとは限らないので注意が必要です。

例えば浅い井戸の場合は、雨水や生活排水が地表面から井戸に染み込むことがあり、濁りや匂いが出て飲料水はおろか、生活用水としても使い物になりません。井戸設置を考えている場合は、まず井戸調査をして、水質や地質を検査する必要があります。

井戸調査とは、井戸水が申請している使用目的の基準に達しているのかを検査することで、都道府県や政令指定都市の条例によって規制が設けられていています。千葉では飲料水として利用する場合は水道法で51項目の水質検査を行い、建築物衛生法では16項目に加えて、消毒副生物検査の12項目の検査が必要です。

井戸調査では、主に微生物や大腸菌などの細菌の有無、ホルムアルデヒドを含む体に有害な物質が含まれていないか、その他にも井戸水の色や匂いや濁りなどが検査されます。基準を満たさない井戸水を飲料水として使うと体への健康被害が出てしまうことや、生活用水として使うと感染症への原因となるリスクも出てくるのです。井戸水を飲料水や生活用水に使う場合は必ず井戸調査をして、きちんと基準をクリアしてから使用するようにしましょう。

井戸調査はどこで受ければいいの?

井戸調査はどこで受ければいいの

千葉では、井戸の設置を考えるご家庭が増えています。井戸を設置すると水道料金がかからず、災害時に水源が確保されるといったメリットがあるからです。

しかし、井戸水は地下から水をポンプで汲み上げて利用するため、設置する地域の地質や水質によって飲料水や生活用水には不向きの場合があります。その井戸水を100人以上の人が利用する場合は水質調査が義務付けられていますが、家庭や個人で利用する井戸水は水質調査の義務はありません。

ただし、体の中に直接入れる飲料水や皮膚に直接触れる生活用水として利用するのであれば、健康被害が起こる可能性があるので水質調査をしておくと安心です。

井戸の地質・水質調査は、自治体の保健所や厚生労働賞の認可を受けた検査機関に依頼するとよいでしょう。井戸水を所定の容器に入れて検査機関に持って行き、あとは書面での検査結果を待つだけです。千葉県の公式ホームページに飲料用水質検査機関の一覧表が記載されていますので、参考にしてください。

昔使っていた古い井戸を再利用する場合は、井戸水の他に井戸内部の老朽化はもちろん、地質なども調べておくことをおすすめします。

千葉で地質や水質の井戸調査をするならホクソウ地水へ

水道代の削減や災害などの備えのために、井戸工事はいかがでしょうか。ホクソウ地水は千葉で長年、井戸掘りや井戸工事、ポンプ交換など井戸工事を中心に水回りの工事を承っている会社です。

他社が断るような狭小地であっても長年の営業で培ったノウハウを使って、お客様のご希望に添えるように努力しています。千葉県成田市を中心とした関東一円で井戸工事に対応していますので、井戸のことで困ったことや疑問に思うことがございましたら、お気軽にホクソウ地水にご相談ください。

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